南北対話の扉を開くGPCソウル行事に支援を(韓国 時事ジャーナル2011年6月)

統一教会文鮮明総裁の三男文顯進UCI会長インタビュー

[1128号] 2011年06月01日(水) イチョルヒョン記者整理│イギュデインターン記者

統一教文鮮明総裁の三男である文顯進UCI(国際統一教会財団)会長(43)が『統一教王子の乱』論議でにぎわう中で訪韓した。文会長は、家族4男5女とともにアメリカのシアトルに住んでいる。訪韓の目的は、自分が創設した『サービスフォーピース(SFP)』という国際的な奉仕団体の創立10周年記念行事に出席するためだ。文会長は、世界中を回りながら、『神の下の一家族』という超宗教主義に基づく平和運動を繰り広げている。彼が先に立たせたのは、非営利組織(NGO)である。文会長は、グローバルピースフェスティバル財団(GPFF)やSFPなどの平和運動団体を相次いで設立した。 GPFFは、過去2年の間、パラグアイ、ネパール、ケニアを回りながら、各国政府の後援の下で超宗教団体と手を取り合って、グローバルピースフェスティバル(GPF)を開いている。 GPFの行事には、世界最大のイスラム団体NUとブラジルの宗教指導者マヌエル・フェレイラ・ビショップが出席した。 8月にモンゴルで開かれるGPFの行事には、韓国と北朝鮮をはじめ、6カ国協議参加国の政治、宗教、経済社会の指導者が大挙参加して、南北朝鮮の平和の定着方策について検討する。

<時事ジャーナル>は、去る5月26日にSFP行事が開かれたソウル瑞草区盤浦洞JWマリオットホテルで文会長に会った。彼は兄弟間の争いと関連して言及することをためらいながら、超宗教活動と北東アジアの平和運動のためのビジョンとリーダーシップを強調した。

Q:グローバルピースフェスティバル(GPF)というイベントを通して、最終的に作り出そうとする目的は何ですか?

GPFは、『神様の下の人類一家族』という理想を実現するための平和運動の組織です。政治、社会、教育、マスコミといった各分野のリーダーと青年が参加しています。 GPFは、宗教間の相違点ではなく、共通点に焦点を合わせています。キリスト教、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教等の根本的な教えを見ると、80%以上が似ています。異なっているものは20%に過ぎません。 GPFは、世界の宗教が共有する普遍的原則と価値観に基づき、超宗教活動を展開しながら、宗教指導者が世界の平和を保つために乗り出すべきだとはっきりと主張しています。グローバルピースフェスティバル財団(GPFF)は、パラグアイ、ネパール、インドネシア、ケニアを回ってGPF行事を主管しています。世界最大のイスラム団体であるインドネシアのNUに所属するサイド博士や、世界最大の福音教会の代表者であるマヌエル・フェレイラ牧師のような世界の宗教指導者がGPFに積極的に参加しています。来る8月にはモンゴルでGPFの行事が開かれます。モンゴルの大統領は、6カ国協議参加国の指導者を招待し、北東アジアの緊張緩和と平和定着の方策を模索する予定です。モンゴルの行事に参加した世界の政治指導者、宗教家、社会活動家、研究者、学者達は、11月にソウルで開催されるグローバルピース会議(GPC)に招待され、東北アジアにおける平和の定着方策について議論するようになります。

Q:北朝鮮の政治指導者がモンゴルに招待されていますか?

北朝鮮の代表が出席する可能性は大きいでしょう。それは朝鮮半島情勢次第でもあります。韓国政府が南北の緊張を緩和し、対話の扉を開くためにも、GPCのソウルでの行事を後援していただきたいと思います。

Q:南北統一は、いつどのような姿で実現できると見ますか?

南北統一がいつ成り立つかは、今日私たちが何をするかにかかっています。韓国人は「南北統一を通してどのような国を作るのか」という質問に対する答えを探さなければなりません。私は、統一韓国が、人間の尊厳性を高揚し、基本的な自由を保障しながら、人類が一つの家族としてどのように一つになることができるかというビジョンを提示できる国になれば良いと思っています。

Q:国内のキリスト教団体は文会長をはじめとして、統一教の活動を異端として低く評価していますが?

自分の信仰だけを擁護する宗教指導者たちは、どこの宗教にもいるはずです。それ以上のものを実現する精神的指導者が、信仰と歴史を変える主体として登場します。その精神的指導者たちは宗教の創設者の根本的な教えに戻り、万人のためにより良い世界を築くための普遍的なビジョンが重要であることを理解しています。韓国のキリスト教の中でも、そういう精神的指導者がいることを信じます。

Q:文会長が関与しているNGOが、北朝鮮救援活動に積極的です。最近、北朝鮮の黄海道地方にパン工場が20個になると聞きましたが?

人道的救援活動というものは、政治や宗教に関係なく、積極的に支援すべきだと思います。善意の実践をし、信頼を築くためには、人道的な支援をすることは必須です。黄海道のパン工場の建設事業は、韓国系イギリス人の牧師が開始しましたが、GPFFが、その趣旨に共感し、資金支援だけでなく、工場の運営まで深く関与しています。人道支援と信頼が原因になって会話が自然に行われます。 GPFの行事に参加した北朝鮮代表が、対話と交流が北朝鮮に助けとなる普遍妥当な道だということを理解すると期待しています。真の対話を交わすことができる基盤を提供するならば、南北関係がはるかに肯定的な方向に成長するでしょう。

Q:南北の和解と東北アジアの平和定着のために韓国が果たすべき役割は何ですか?

韓国人が韓国の運命を決定することを期待します。韓半島の緊張緩和や南北統一事業に、韓国が主導的に参加しなければなりません。外部の勢力が韓半島の紛争の解決を主導すると、韓国の運命と南北統一の過程が他の国により決定することになってしまいます。韓国人こそが、今の韓国の運命に深い関心を持たなければならないのです。

Q:文会長が繰り広げる超宗教活動や平和運動が適切に評価されていると思いますか?

ケニア、パラグアイ、ネパール、インドネシアに見られるように、全世界で政治、宗教指導者達が私が主管するGPF行事を後援しました。モンゴルでは、民主党、国民党、大統領が行事を主管します。 GPFの趣旨に説得力がないとすれば、彼らが乗り出して来たでしょうか?各国の国家元首や指導者たちが、私が提案するビジョンと思考の枠組みに共感して資源を投入しているのです。

Q:最近浮上してきた兄弟間の葛藤での、文会長の立場は何ですか?

長兄(文総裁の長男と次男は死亡している)は、どのようなことが起こったとしても、家庭を保護し、家族の構成員に幸せと喜びを返さなければなりません。私は、家を尊重する生活をしてきましたし、今後もそのように生きていくでしょう。弟たちがどのように行動したとしても、兄としての品位を守り、真の愛の心で生きていくつもりです。私は彼らが尊敬されるリーダーとして成長することを心から願っています。

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